上棟 ( じょうとう )

上棟とは、柱や梁などの骨組みが完成し、屋根の一番上の部材である棟木(むねぎ)を取り付けることです。棟上げ(むねあげ)ともいいます。

その時に行われる儀式が上棟式で、感謝と、その後の建物の無事を祈願するために行われるものです。工事を行う労働者への感謝や労いの意味で行うこともあります。

祭壇は正式には屋上と柱根両所に設けますが、略していずれか一方に設けることもあります。祭壇には槌、鏡餅、陰形(めがた)餅、九曜餅、月形餅,魚貝・野菜類,清酒,木綿綱,破魔弓,扇子などを供えます。棟梁が棟木に鬼門に向けて幣束を立てて、破魔矢を飾り、建物の四方に酒・塩・米などをまいて清め、天地四方の神を拝みます。
地域によっては、棟から清酒を流したり、餅を投げたり、金を投げたりします。

海外にも似たような行事を行う地域があり、建物の主要構造を完成させた時点で式典が行われます。梁に大工や建築主らが署名した後、梁を屋根に引き上げて固定し、その上に常緑樹の葉や枝で作った飾りや旗などを設置します。そして乾杯をして、一同に食事がふるまわれます。
ドイツ、ポーランド、チェコ、イギリスなどヨーロッパ北部で特に見られ、アメリカなどでも行われることがあります。古代のスカンジナビアで木の霊を鎮めるための宗教儀式がもとになっているといわれています。

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